大学生や社会人になると、よく「インターンシップ」という言葉を聞くようになるのではないでしょうか?一般的には、”学生が自分の進路を決めるために、気になる企業の働き方、サービスを体験するプログラム”というイメージが持たれています。
しかし近年、働きながら別の企業の現場に参画できる「社会人のインターンシップ」が注目され始めています。
この記事では、インターンシップとは何か?目的やメリット・デメリット、国内と海外のインターンの違いについて解説するので、ぜひ参考にしてください。
12ヶ月:旅行会社、ツアー会社、ホテル、飲食
18ヶ月:ウェディング、メディア、商社、小売り、不動産、レンタカー、ITなど
禁止されている業種:美容院、エステ、マッサージ、ネイル、病院、保育園など
ハワイで働く日本人の多くはこのインターンシッププログラムを利用しており、ハワイで働くのに一番現実的なプログラムといえます。また、ステップフォワードサポートでサポートさせていただいたお客様はこれまで1,000名を超え、ハワイで活躍されている多くの方が弊社でサポートさせていただいた方となります。
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インターンシップの基礎知識
そもそも、インターンシップとは何なのでしょうか?1日で終わるものから長期間継続するものがあったり、有給・無給に分かれていたり、蓋を開けてみるとさまざまなプログラムが存在しています。
まずは、インターンシップの歴史や役割といった基本的な情報を見ていきましょう。
インターンシップの歴史
インターンシップの歴史は、国や地域によってさまざまな背景があります。インターンシップの原型となったのは、11世紀のヨーロッパにおける職人ギルドの見習い制度と言われています。
当時のヨーロッパは、農業改革・技術発展により、少ない人手で効率良く生産性を上げられるようになったため、農家を目指していた青年たちが就職先に困っていました。
そこで、農業に変わる他の仕事を学ぶために、青年たちは無給で長期間職人の元へ住み込み、仕事を学んでいたのです。ここまでの流れは、無給インターンの歴史と言えるでしょう。
有給インターンの起源とされているのが、18〜19世紀です。産業革命によって生産性が急激に増加し、見習いの期間が短縮され、賃金を受け取れるようになりました。
「学生が就業前に企業の仕事を体験する」というインターンシップは、アメリカに起源があると言われています。1906年にシンシナティ大学のヘルマン・シュナイダー教授(Schneider, Herman)が、学生に専門分野の現場の実務経験を受けさせる授業を導入したことが発端です。企業と大学側が提携し、学生に仕事を学ぶ機会が与えられるようになりました。
日本において、インターンシップという用語が政府の公的文書に最初に登場したのは 1997年1月と直近の出来事です。
就職する前から企業の働き方やサービス、人間関係に触れておくことで、学生の早期離職を防ぐ役割が期待され、インターンシッププログラムが積極的に導入されるようになりました。
インターンシップの形態は、経験と技術を学ぶことが報酬の無給インターンシップ、給与や手当が支払われる有給インターンシップに分かれていますが、どちらの形態も、インターン生にとっては貴重な職場体験の機会となります。
インターンシップの役割とは
インターンシップは、学生や社会人が実務経験を積み、キャリアの方向性を見極めるための重要なプログラムです。インターンシップの役割は、主に以下の5つが挙げられます。
職業体験 | 学生や社会人に企業の業務や職種に触れる機会を提供し、将来の仕事選びの参考になるような実践的な体験をもたらす。 |
スキルの習得 | インターンシップを通じて、実務で必要とされる技術や業界知識を学べる。コミュニケーション能力や課題解決能力など、職場で役立つスキルも磨かれる。 |
人脈作り | インターンシップ期間中に企業の上司、社長、インターンシップメンバーなどさまざまな人と交流することで、将来のキャリアや起業に役立つ人脈を築くことができる。 |
自己分析 | 自分の強みや弱みを把握し、キャリアプランを見直すための機会になる。自分に合った業界や職種を見つけられる。 |
就職活動の
サポート |
インターンシップ先の企業からの内定獲得や、インターンシップで培った実績をアピールポイントとして活用できる。 |
インターンシップは、参加者にとって貴重なキャリア形成の機会となります。企業にとっては新卒採用の有力候補を探せるので、求職者と採用側の双方にメリットがあるプログラムです。
インターンシップの目的
ここからは、インターンシップの目的を以下の3種類に分けて解説します。
- 企業側の目的
- ワーカーの目的
- キャリア形成としてのインターンシップ
企業側の目的
企業側がインターンシップを開催するメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
- ワーカーの入社意欲を高めるため
- 入社後のミスマッチを防ぐため
- 有力な人材を見つけるため
世の中にはさまざまな業種・職種・企業が存在しますが、1人のワーカーが選べる就業先は1つだけです。
企業はインターンを開催することで、ワーカーに自社の仕事やサービス、労働環境、人間関係など内部の情報を知ってもらい、「ここで働きたい」という入社意欲・志望度を高められます。
また、「やりたい仕事ができない」「労働環境が自分とは合わない」「思ったよりも熱量を注げなかった」といったミスマッチを防ぐことにも繋がります。
ミスマッチがなければ、新入社員の早期離職防止にも繋がるでしょう。エン転職で知られるエン・ジャパン株式会社の調査で、社員1名が入社3ヶ月で離職した場合、187.5万円の損失が発生するというデータを公表しています。
コスト意識の面からも、インターンシップは経済的な損失を防げるのがメリットです。
なお、企業はインターンシップを仕事を体験してもらうとともに、能力や成長性の高い有力な人材を見つける場として活用しています。
「ぜひ雇いたい」という人材がいれば、特殊な選考ルートを他のワーカーよりも早い段階で提示されることもあるでしょう。
株式会社ディスコが行った「2024 年卒・新卒採用に関する企業調査」では、2022年にインターンシップを実施した企業は、1,209社のうち73.9%という結果が出ています。
これだけ多くの企業がインターンシップを開催するのは、志望度を高めてミスマッチを無くす、人材を発掘するという目的があるからです。
ワーカーの目的
ワーカーがインターンシップに参加する目的としては、以下の7つが挙げられます。
- どの業界/職種にするかを決めるため
- 視野や選択肢を広げるため
- 自分のやりたいことを見つけるため
- 自分の適性を知るため
- 特定の企業のことをよく知るため
- 就職活動に有利と考えているため
- 今の社会人力がどれだけ通じるかを試すため
インターネットを通じてさまざまな情報を入手できる時代になったとはいえ、仕事に関しては実際に体験してみないとわからないことがほとんどでしょう。
「IT業界」1つとっても、アプリを作る”ソフトウェアエンジニア”や電子回路や電子機器を設計する”ハードウェアエンジニア”、Webサイトのデザインを作るWebデザイナーなど、さまざまな職種が存在します。
実際にその仕事を体験してみるのが、業種・職種のイメージを膨らませる一番の近道なのです。
インターンシップで色々な仕事を経験すると、自分の中で興味を持てること、やりたいこと、向いていることがわかってきます。
自分の中の視野を広げて、複数の選択肢の中から、就業先を決められるのがワーカーにとってのメリットです。
また、「ここで働きたい」と思った企業に、どのような社員がいて、どのような労働環境なのかを就職前に知れるのもメリットと言えるでしょう。
なお、インターンシップで実務経験を積んでスキルを磨いておくと、選考の際にアピールポイントになります。
あなたが面接官だと仮定して、全くの未経験の志望者と、実務経験があって即戦力となる志望者、どちらを採用したいでしょうか?
基本的には実務経験のある志望者を選ぶでしょう。新卒であれば成長性を買って未経験でも採用されるかもしれませんが、中途採用になると経験が武器になります。
就職活動において、自分のビジネス力を正しく認知するのは非常に重要です。例えば、希望する業界・職種のに関連する専門的なスキルや知識はどれくらい習得しているのか、社会で通じるコミュニケーション能力を持っているのか、時間とコストを正しく管理できているか、目標意識を見直し設定できるのか、さまざまな能力があります。
長期のインターンシップでは、現場に配属されて社会人と一緒に仕事をする機会が得られるので、自分に足りないもの、長けている能力が浮き上がってくるでしょう。
キャリア形成としてのインターシップ
「ワーカーの目的」の部分で軽く触れましたが、キャリア形成において、インターンシップは重要な役割を果たします。その理由として、以下の5つの点が挙げられます。
実務経験の獲得 | インターンシップを通じて、現場の業務に携わることで、実務経験を得られる。就職活動や職場での適応力向上に繋がる。 |
スキルの向上 | 専門的知識や技術を学べるので、アピールポイント増加、将来のキャリア形成に繋がる。 |
コネクション作り | インターンシップ期間中に、業界のプロフェッショナルや企業とコネクションを作れる。将来的に仕事の紹介や情報交換など、人脈が役立つ機会が増える。 |
職業選択の幅が
広がる |
自分がどのような業界や職種に興味を持っているのか、また適性があるのかを把握して、卒業後の就職活動の方向性を見つけられる。 |
就職活動への
アピール |
履歴書や面接におけるアピールポイントになる。実務経験があることで、企業からの評価が高まり、内定獲得に有利に働く。 |
以上のように、インターンシップはキャリア形成において非常に有益です。積極的に取り組むことで、自分の将来に繋がる経験やスキルを身につけることができるでしょう。
インターンシップの種類と特色
インターンシップには給料の出るものと出ないもの、国内のインターンと海外のインターンなど、それぞれの種類によって特徴が変わります。各インターンの特色を見ていきましょう。
- 無給インターンシップと有給インターンシップ
- 国内インターンシップと海外インターンシップ
- 季節によるインターンシップの特色
無給インターンシップと有給インターンシップ
無給インターンシップと有給インターンシップにはさまざまな違いがあります。それぞれの特徴やメリット、デメリットを解説します。
無給 | 有給 | |
メリット | 仕事を体験できる
専門技術を習得できる 人脈を作れる 比較的参加しやすい 未経験でも始めやすい |
仕事を体験できる
専門技術を習得できる 人脈を作れる 生活費の足しにできる 責任感が芽生える 帰属意識が高まる |
デメリット | お金が出ないので、生活費を別で用意しなければならない
企業への帰属意識が育ちにくい 本格的な業務に携わりにくい |
競争率が高い
しばらく自由な時間が減る 企業側の期待に応えられないと解雇される場合もある |
インターン期間 | 短いものが多い
(1日や1〜2週間など短期間のインターン) |
長いものが多い
(1ヶ月や1年間など中〜長期のインターン) |
無給のインターンは、金銭的な報酬がないものの、期間が短く未経験でも始めやすいというメリットがあります。一通り仕事や会社の雰囲気を把握できて、人脈を作れます。ただし、期間が短いものが多い無給インターンでは、中長期の案件に携われないのが難点です。
一方の有給インターンは、お金を貰って中長期の案件に参画できる場合が多いです。ただし、学生であっても自分の時間を削って仕事をする立場へと変わり、一定の結果が求められるようになります。
やりがいを見つけたい、より専門的な知識・スキルを身につけたい方は有給インターンがおすすめです。
どちらのインターンシップを選択するかは、自身の目的や状況によって変わります。無給であっても貴重な経験が得られる場合もありますし、有給であっても自己成長が期待できない場合もあります。インターンシップを選ぶ際には、目的や将来のキャリアについて深く考え、適切な選択を行いましょう。
国内インターンシップと海外インターンシップ
インターンシップは、国内の企業が行うものと海外に赴いて海外の企業に務めるインターンシップの2種類があります。それぞれの利点と特徴をまとめるので、ぜひ参考にしてください。
インターンの種類 | 特徴 |
国内インターン | ・言語、文化の違いを気にせずにプログラムに参加できる。
・業務内容や企業風土に焦点を当て、自分に合ったキャリアパスを探求しやすい。 ・国内の人脈が広がる |
海外インターン | ・言語を勉強し続けなければならないが、異文化を経験しながら自己成長を促せる
・日本とは異なる働き方や考え方に触れられる ・国際的な人脈を作れる |
学生が真っ先に思い浮かべるインターンは、国内インターンです。国内企業の仕事を体験できます。
一方の海外インターンは、海外の企業で実際の現場で業務を体験する形式です。言語や文化の違いによる壁があるため、事前準備が重要ですが、言語力の向上や、異文化理解といったメリットがあります。
最終的にどちらのインターンシップを選ぶかは、無給・有給同様に、自分の目標やキャリアプランに基づいて検討することが望ましいです。国内での就職や専門知識の習得が目的であれば、国内インターンシップが適しているでしょう。一方、異文化や言語スキルの向上を目指すのであれば、海外インターンシップがおすすめの選択となります。
季節によるインターンシップの特色
インターンシップは参加する時期・季節によってインターンシップの特色が異なります。それぞれの季節ごとの特色を確認しておくことで、自分に適したインターンシップを見つける手助けになるので、ぜひ覚えておきましょう。
季節 | 特徴 |
春 | 新しい年度の始まりに合わせた企業のプロジェクトが多い。
卒業シーズンで人材市場が活発化するため、新たな環境への慣れが求められる。 |
夏 | 学生が長期休暇を利用してインターンシップに参加できる期間。
短期集中型のプロジェクトが多く、会社の説明や、グループワーク体験が多い。 |
秋 | 学生も社会人も長期休みがないので、ワンデイが多い。
中には放課後や隙間時間を活用できる中〜長期インターンも存在する。 |
冬 | 年末年始のような長期休暇が設定されている場合が多く、その期間を利用したインターンシップが増える。
内定を意識する企業が多く、能力のある学生を見極めるために開かれる。 |
企業がインターンシップを開催するにあたって、長期休みのある夏と冬は絶好の機会です。基本的には、6月〜9月の夏季に行われるサマーインターン、1月〜3月の冬季に行われるウインターインターンに募集が増えると覚えておきましょう。
また、開催日の1〜2ヶ月前から応募が始まる場合もあるので、気になる企業の情報にはアンテナを張っておきましょう。
インターンシッププログラムの国別の特徴
インターンシッププログラムは、開催する国によって独自の特徴があります。ざっくりまとめると、日本は短期体験型のインターンが多く、海外では長期実践型のインターンが多いのが特徴です。
ここでは、以下の3種類に分けて特徴を解説していきます。
- 日本国内のインターンシップ
- 海外のインターンシップ
- アメリカ国務省が認定するインターンシッププログラム
日本国内のインターンシップ
日本のインターンシップは短期間で実施されるプログラムが多く、会社説明会やグループワークの体験、オフィス見学など、体験的な意味合いが強いのが特徴です。
とはいえ、まったく中長期のインターンがないわけではありません。
日本の企業では、「3月に情報解禁・6月に選考開始」という暗黙のルールが存在するため、その時期に合わせて、お試しの夏季インターン、実践的な冬季インターンが開かれることが多いです。
海外のインターンシップ
海外のインターンシップは長期間、志望者に現場で仕事をしてもらうプログラムが多めです。
まず、日本と海外では採用のスタンスが異なり、海外には新卒採用がありません。人材が欲しいタイミングで募集をかけるので、即戦力が求められるのが海外選考の特徴です。
そのため、事前に業務経験を積んで専門的なスキル・人脈を積み上げられるインターンへの参加有無は、重要視されています。
入社前選考といっても過言ではないでしょう。
海外でのインターンシップ経験は、学生や若手社会人にとって、豊かな経験やスキルの習得につながることが多いです。異文化に触れることで視野が広がり、新たな価値観や考え方に出会えます。また、外国語力の向上や国際ビジネススキルの獲得にも役立ちます。
ただし、海外インターンシップを成功させるためには、事前準備が重要です。インターンシップで何を学び、成し遂げたいのか、どの国に行くのか、どの言語を身に付けたいのか、お金を管理できるか、綿密な計画を立てましょう。
アメリカ国務省が認定するインターンシッププログラム
アメリカ国務省が認定するインターンシッププログラムでは、国同士の交流を目的にアメリカへの滞在が許可されています。
また、交換交流の一環として、ビジネストレーニングというスキルアップを目的としたカテゴリーがあり、このプログラムを利用してハワイの企業において実務トレーニングを受けながら、合法で給与を受け取れるのが特徴です。
インターンシップの期間は最長12ヶ月と18ヶ月のプログラムがあり、以下のように、現地でトレーニングする業種によって異なります。
12ヶ月 | 旅行会社、ツアー会社、ホテル、飲食 |
18ヶ月 | ウェディング、メディア、商社、小売、不動産、レンタカー、ITなど |
最長12ヶ月の業種はホスピタリティやツーリズム関係となり、最長18ヶ月の業種はそれ以外のビジネス分野となります。
なお、アメリカでのインターンシップでは美容や医療関係などが禁止されており、トレーニングを受けることは出来ません。
万が一禁止分野でのトレーニングが発覚した場合、アメリカから強制送還となり、8〜10年は観光でもアメリカに入国できなくなるので、絶対に避けましょう!
▼禁止されている業種の例
美容院、エステ、マッサージ、ネイル、病院、保育園など |
海外でのインターンシップに参加するメリット・デメリット
国内ではなく、海外でインターンシップに参加するメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
メリット
海外インターンに参加するメリットとしては、以下の5つが挙げられます。日本とは全く異なる環境で、外国語を習得し、キャリアの選択肢を広げ、異文化理解を深められるので、変化・挑戦を好む方に特におすすめです。
- 言語スキルの向上
- ネットワーキングの機会
- キャリアの可能性が広がる
- 異文化を体験できる
- 好きな国で働くことができる
言語スキルの向上
グローバル化が進む現代日本において、今後働くうえで言語スキルの向上は必須となるでしょう。日本語ではやり取りができない、海外労働者と働く機会が多くなるからです。
海外インターンに参加すると、現地の言葉を覚えながら、コミュニケーションの取り方を学べます。日本におけるコミュニケーションと、海外でのコミュニケーションの取り方をどちらも知っておくと、プロジェクトを円滑に進めたり、チームをまとめる際の手助けとなるでしょう。
ただし、言語スキルは短期間で身につくものではありません。継続的な学習が鍵となります。働きながらも、毎日一定の時間を言語練習に割くことが、成長の近道です。
リスニングやリーディング能力を強化するためには、母国語以外の言語でのコンテンツを活用するのがおすすめです。例えば、ニュースや映画、音楽などを楽しみながら、自然に言語習得が進みます。
また、実際に話す機会を増やすことも重要な学びの機会です。外国語を話す友達や、上司と定期的に会話を行い、スピーキングスキルを磨きましょう。
さらに、隙間時間でできる効率的な学習方法を見つけることも言語スキル習得の近道です。具体的には以下のような方法が挙げられます。
- フラッシュカードによる単語学習
- 言語アプリを活用した練習
- オンラインレッスンや現地の教室での授業
これらの方法を試し、自身に合った学習スタイルを確立しましょう。言語スキルの向上は努力と継続でしか達成されないので、地道な取り組みが求められます。
ネットワーキングの機会
ネットワーキングとは「異業種交流会」のことで、さまざまな人と交流できる場となっています。異文化を理解するための機会が増える、人脈が広がる、新しいアイデアが生まれるといったメリットがあります。
ネットワーキングは以下のような場で儲けられることが多いです。
機会 | 特徴 |
セミナー | 専門分野の最新情報やスキルを共有し合うだけでなく、同じ興味を持つ人々と出会える。 |
産業イベント | 展示会やカンファレンスなど、自分の業界に特化したイベントに参加することで、競合他社や協力企業とのつながりが生まれる。 |
オンライン
フォーラム |
インターネットを利用して、世界中の専門家とのコミュニケーションができる。新しいアイデアやプロジェクトに対する意見交換を行える。 |
学術団体 | 大学や研究機関で行われる勉強会や講演会に参加することで、先端技術やトレンド、研究動向がわかる。 |
これらの機会を活用して、自分の市場価値やキャリアの選択肢を広げましょう。ネットワーキングにより、人間関係の範囲が拡大し、さまざまな業界の動向を把握できるようになります。より豊かなビジネス環境をつかみ、成功への道を切り拓くことができるでしょう。
キャリアの可能性が広がる
国内インターンは短期的なものが多く、ワンデイインターンなどはどうしても会社説明会という意味合いが強くなってしまいます。しかし、海外インターンは長期的な参画が前提となっており、現場で長く案件に携わり、社会貢献の場が得られます。
日本ではなく海外で働くという選択肢や、グローバル企業で働く選択肢、海外インターン、海外留学といった学びの場を提供する立場になるという選択肢など、キャリアの可能性が増えるのがメリットです。
もちろん、インターン中に国際基準のスキルを習得し、磨くことで、将来的に国内企業に就職して役立てることもできるでしょう
ただし、受け身の姿勢では可能性を広げられないので、以下のような取り組みが必要です。
- 継続的なスキルアップ(自己研鑽)
- 様々な業界の人との人脈作り
- 新しい事業やプロジェクトに取り組む積極的な挑戦
- 言語が通じなくても諦めないリーダーシップ磨き
これらの取り組みを積み重ねることで、自分のキャリアの幅が広がり、将来的に多くの選択肢が得られることでしょう。まずは自分が何をしたいのか、どのようなキャリアを築いていきたいのかを見つめ直し、そのために何をすべきかを検討しましょう。
異文化を体験できる
異文化を体験できる活動はインターンシップをはじめ、多岐にわたります。以下に、異文化体験の方法とそれぞれの特徴を紹介するので、参考にしてください。
海外インターンシップ | 異文化のビジネス環境で働くことで、グローバルな視野を身につけられる。
日常〜ビジネスレベルの語学力が身に付く。 結果を求められるが、お金をもらいながら働ける。 |
語学留学 | 異文化の中で言語を学ぶことで、その国や地域の文化をより深く理解できる。
お金はもらえない。 |
ボランティア活動 | 社会貢献ができる。
現地の文化や習慣に触れられる。 ボランティアなのでお金はもらえない。 |
文化交流イベント | 異文化をテーマにしたイベントに参加することで、食事や踊りなどの異文化に触れられる。
あくまで体験であり、自分の中で一過性のものになりやすい。 |
異文化を体験する4つの方法をまとめましたが、海外インターンシップが最も刺激的な経験となるでしょう。ビジネスの場に参画する以上、一定の結果は求められますが、お金とやりがいを得られます。
また、日常生活や仕事をするうえで、日常〜ビジネスレベルの語学力が身に付くのもメリットです。
休日は現地の商業施設や交流会、イベントなどに参加して、日本では味わえない文化に浸れることでしょう。
好きな国で働くことができる
「〇〇に行ってみたい」「いつか海外で働きたい」と、海外への渡航を考えている方は、海外インターンが絶好の機会です。
自分の好きな国で長期間働くことになるので、短い旅行では味わえない刺激的な体験ができます。休日は行ってみたい土地へ赴き、異文化を体験し、新しい人々と出会い、語学力・スキルを磨くことができるだけでなく、キャリアにおいても大きなプラスになります。
デメリット
海外インターンは多くのメリットがある分、デメリットもいくつか存在します。ここでは4つのデメリットを紹介するので、海外インターンに行ってみたいと検討中の方は、最後まで目を通しておきましょう。
- 費用
- 文化・言語の障壁
- 労働条件の違い
- ビザなどの法的な問題
費用
海外インターンは無料で参加できるわけではありません。相応の参加料と、現地で発生する諸費用がかかります。
例えば、ステップフォワードサポートでは、12ヶ月821,000円、18ヶ月898,000円でパッケージプログラムを展開しています。
また、国内で生活する時と同じく、家賃や光熱費、交通費、交際費、飲食費などの生活費がかかるので、金銭的な余裕がないと海外インターンには参加できません。
また、日本円を現地のお金に換金する時に、円安・円高の影響で損得が発生してしまう場合があります。
これは極端な例ですが、アメリカでインターンをするとして、1ドル100円の時に50万円分換金したら、5,000ドルになります。一方、1ドル150円の時に50万円分換金したら、3,333ドルしか得られません。
文化・言語の障壁
海外インターンは現地に慣れるまでが大変で、文化・言語の壁に悩まされることが多いです。海外企業で働く場合、当然現地の人には日本語が通じません。また、日中のほとんどを労働に割くため、語学留学と比べて、勉強の時間が十分に取れません。
言語が通じないのでコミュニケーションを取りづらいのはもちろん、レストランに行くたびにチップを求められて金銭的な余裕がなくなったり、水道水が飲めなかったり、現地文化の壁に悩まされることもあるでしょう。
文化と言語の障壁は、ビジネスの世界でのコミュニケーションにおいて重要な課題です。異なる文化や言語を持つ人々との効果的な対話を行うことは、世界的な取引やビジネスチャンスを得るために不可欠なのですが、慣れるまでは相応の時間を要します。
以下の4つの点を意識して、早く現地に慣れるようマインドセットをしておきましょう。
意識すべき点 | 意識するメリット |
いち早く現地の言葉を習得する | 言語の壁を超えて、相手とスムーズに意思疎通を取れる。
言いたいことが伝わらないストレスから解放される。 |
ジェスチャーや表情を使う | 言語が拙くても、ジェスチャーや表情によるアピールで、相手に意思表示ができる。 |
異文化であることを
受け入れる |
これまでの常識に縛られず、現地の当たり前を受け入れることでストレスを軽減しやすくなる。 |
積極的に交流する | 失敗や恥を恐れず、現地の人に関わり続けることで、言語力の向上、良好な人間関係の構築に繋がる |
労働条件の違い
海外と日本では労働条件が大きく異なります。日本の環境と海外の環境を表にして比較してみましょう。
日本 | 海外 |
時間に厳しい | 時間よりも効率 |
わからないことは周囲に聞ける | 基本的には自分で回答を見つけないと仕事ができないと見なされる |
残業が発生する場合がある | 残業すると仕事ができない人というイメージが付く |
仕事は上司から割り振られる | 仕事は自分で生み出す |
会議で発言しにくい | 意見を求める場で発言しないと、いないものとして扱われる |
海外インターンに挑戦する際、最も重視すべきは積極性です。「自分”が」というマインドセットを持たないと、海外では活躍できません。「仕事ができない人」「存在しない人」というイメージを持たれ、苦労することになります。
職業を体験するインターンシップなので、一流社会人並みの高いレベルを求められることはまずありませんが、現地スタッフや、利用客は上記のようなマインドセットをしている場合もあります。
ビザなどの法的な問題
海外インターンに行く際の落とし穴として、「ビザの問題」が挙げられます。観光ビザよりも取得難易度の高い「就労ビザ」が必要だからです。
就労ビザを取得するには、一定の学歴や実務経験が必要なので、海外旅行に行く時よりも、取得難易度が高くなってしまいます。
また、個人のビザが通過しても、「就業先企業がビザの基準を満たしているかどうか」で海外インターンに行けるかどうかが変わります。
ビザの規定を満たしていない企業から内定をもらって、企業を理由に外国政府からビザを拒否されてしまった場合、「ビザが否決された」という記録が残り、すぐに企業を変えて再申し込みができなくなるので注意が必要です。
海外でのインターンシップ参加前の準備
何事にも準備が大切ですが、大きなお金を払ってインターンシップに参加するとなると、より入念な事前準備をしておくことをおすすめします。ここでは、海外インターンシップに参加する前に準備すべきことを3つまとめました。
- 目的をしっかり持つこと
- 自分にあったインターンシップを選ぶ
- ビザなどの法的な手続きを行う
目的をしっかり持つこと
何のために海外インターンに行くのか、目的を明確にしておかないと、ただ海外で長期間アルバイトをしていた感覚で終わってしまいます。
気づけば目の前の仕事に追われて、何のために海外で働いているのかわからなくなってしまったというケースも珍しくありません。
目的をしっかり持つことは、ビジネスにおいて重要な要素です。以下のような効果が期待できます。
- 効率的なプロセスの策定
- モチベーションの向上
- 意思決定の迅速化
まず、明確な目的があることで効率的なプロセスが策定できます。目標達成に向かって、適切なリソースや手段を選択することができるからです。
また、目的を持つことでモチベーションが向上し、インターン中のパフォーマンスが高まります。例えば、何の目的も立てずに働く方と、多国籍のメンバーをまとめるリーダーになるために、海外の人しかいない環境でスキルを磨くという目的のある方では、モチベーションに大きな差が出るでしょう。
さらに、目的があると自ずと何をすべきか逆算して見えてくるので、意思決定の迅速化も期待できます。目的が明確であれば、取るべきアクションや判断基準が明確になります。
では、海外インターンに挑戦する上で、どのような目的を設定するべきなのでしょうか?
文教学院大学の研究で行われたアンケートでは、海外インターンシップ参加者(42名)が、以下のような目的を持っていたことが明らかになりました。(複数回答)
語学力(英語、中国語)を向上させたい | 61.9% |
就業体験(海外で働いてみたいを含む) | 59.5% |
サービス・ホスピタリティを学びたい | 31.0% |
視野を広げ(異文化)、成長したい | 21.4% |
ビジネスマナー、コミュニケーション力を習得したい | 19.0% |
引用:文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要 第 10 号(2010)
「語学力向上」と「海外での就業体験」の2つを目的とする方が多いという結果になりました。
細かすぎる目的を立ててしまうと、インターン先で予想外の展開に陥った際、目的を立て直す必要があります。
初心を忘れないように、大まかで良いので目的を持って海外インターンに臨みましょう。
自分にあったインターンシップを選ぶ
インターンシップは参加者が業界や企業を体験できる素晴らしい機会であると同時に、自分に適したものを選択することが重要になります。短期のインターンであれば、自分に合わなかった職場でもすぐに期間が終了しますが、中〜長期インターンではそうはいきません。
以下の要素を考慮してインターンシップを選ぶようにしましょう。
- あなたの専攻分野や関心分野
- 歓迎されるスキルや経験
- ロケーションと企業規模
- インターンシップの期間と時間
- 指導の質や成果の評価方法
- 企業のカルチャーと働く環境
まずは自身の専攻分野や興味のある分野を把握し、それに基づいてインターンシップ先を検討してください。次に、スキルや経験を照らし合わせ、自分が持っている能力が、企業の求めるものにマッチしているか確認しましょう。
企業の位置する場所(ロケーション)や企業規模も重要な要素です。都市部の大手企業でのインターンシップは競争率が高いことがありますが、地方の中小企業でも十分に価値ある経験が得られる場合があります。
また、インターンシップは期間や時間が明確に設定されているため、自分のスケジュールに合ったものを選んでください。指導や評価方法について事前に確認し、自分に適した環境で学べるかどうかを確かめることも大切です。
最後に、企業文化や働く環境にも注目しましょう。自分の価値観や性格に合った企業であれば、より充実したインターンシップ体験ができます。
ビザなどの法的な手続きを行う
海外インターンに行く際は、ビザやその他の法的手続きが必要になります。ビザの取得1つとっても、就労ビザを選んだり、ビザの規定を満たす企業を選んだり、お金を払ったりと、目的に合わせて適切に行うことが求められます。必要に応じて面接を受けることがあるので、面接官が求める情報や質問に正確に回答しましょう。
ハワイでインターンシップに参加したい!
ハワイはアメリカに属する世界的な観光名所です。ハワイでのインターンシップは、独特な文化と美しい自然に触れながら、専門的なスキルを磨く素晴らしい機会となるでしょう。インターンシップに参加を検討している方は、ぜひ以下の3つのポイントをご覧ください。
- ハワイでのインターンシップ
- ハワイでのインターンシップの期間と業種
- ハワイでのインターンシップで禁止されている業種
ハワイでのインターンシップ
ハワイでのインターンシップは、多くの学生や新卒者にとって、魅力的な選択肢の一つです。ハワイは美しい自然と温暖な気候が魅力であり、同時に経済や観光産業が発展している地域です。このような環境でのインターンシップは、貴重な経験とスキルを身につけることができます。
ハワイでインターンシップに参加するメリットは以下の通りです。
- 日本人が多いだけでなく、レストランや銀行など日本語が通じる店があるので英語力に自信がない方でも安心して暮らせる
- お米を中心とした食事が多く、食べ物へのストレスを軽減できる
- 日本食レストランが多いので、現地の食事が合わなかった時でも安心
- 治安が良く、年中温暖で過ごしやすい気候
- 公共交通機関が充実しており、通勤しやすい
- ハワイは多文化社会であり、ポリネシア、アメリカ、イギリスなど様々な文化や価値観に触れることができる
- 日常英語からビジネス英語まで幅広い表現が身に付く
- 真面目で勤勉な日本人労働者への評価が高い
- 企業と労働者が同じ立場
ハワイは現地ポリネシアの文化やアメリカ、イギリス文化が混ざり合う多文化社会です。ここでの就業経験は、異文化理解の良い機会となるでしょう。また、ハワイでは日本文化も浸透しており、日本食が食べられるレストランが多いので食に対するストレスを感じにくい点もメリットです。
なお、ハワイでは仕事とプライベートの調和がとれたワークライフバランスが重視されており、定時を超えてサービス残業をさせられることはありません。
アメリカの場合は、企業と労働者が対等な立場にあるからです。ハワイでのインターンシップに参加している方は、仕事の前にサーフィンをしたり、仕事後にビーチに行ったりとハワイならではの生活を楽しんでいます。
ハワイでのインターンシップの期間と業種
期間 | 職種 |
12ヶ月 | ホスピタリティやツーリズム関係
(旅行会社、ツアー会社、ホテル、飲食) |
18ヶ月 | ウェディング、メディア、商社、小売、不動産、レンタカー、ITなど |
ステップフォワードで取り扱っているハワイでのインターンシップは、現地でトレーニングする業種によって期間が異なるという特徴があります。ホスピタリティやツーリズム関係の仕事は最長12ヶ月、それ以外の職種は最長18ヶ月という区分です。
就労ビザの関係で、どれだけ長くても18ヶ月までの滞在となるので、それまでに目的を達成できるよう、計画を立ててみましょう。
ハワイでのインターンシップで禁止されている業種
ハワイでインターンシップを行う際に注意したいのが、禁止されている職種に就くことです。美容院、エステ、マッサージ、ネイル、病院、保育園などの美容や医療関係が挙げられます。
ハワイでインターンシップをするためには、J1ビザという交換交流訪問ビザを取得するのですが、アメリカ国務省の規定で、マッサージを含む医療関連職種、教師など教育関連業種および職種、ネイリストや美容師などの美容関連、倉庫業務、空港関連(グランドスタッフなど)への従事が禁止されています。
もしこれらの分野のトレーニングが発覚した場合、アメリカから強制送還となり、8〜10年は観光でもアメリカに入国できなくなるので、注意しましょう。
ハワイでのインターンシップに参加する流れ
ハワイでのインターンシップに参加するまで、どのような手順を踏むのか、気になる方は多いのではないでしょうか?参加までの流れは以下のようになっています。
- インターンシップの求人を探す
- インターンシップの求人に応募する
- インターンシップ参加に必要なビザを取得する
- 滞在先と飛行機の手配をする
- 必要な保険に加入する
インターンシップの求人を探そう
まずは海外インターンシップの求人はどのようなものがあるのか、検索するところから始まります。効率的に求人情報を探す方法としては、以下の4つが挙げられるでしょう。
- 求人サイト
- 学校のキャリアセンター
- InstagramやX(旧Twitter)などのSNS
- 海外インターンシップ紹介イベント
当社ステップフォワードは求人サイトに該当し、以下のような求人を掲載しています。
ワイキキ唯一の本格ハワイアンレストランでキッチンスタッフ募集中! | |
業種 | 飲食 |
給与 | $2,500/月 |
勤務時間 | 40時間/週 |
期間 | 12ヶ月 |
就労ビザ | 考慮あり |
ウェディングスタッフ | |
業種 | ウェディング |
給与 | $2,400/月 |
勤務時間 | 40時間/週 |
期間 | 18ヶ月 |
就労ビザ | 考慮あり |
オプショナルツアーのツアースタッフ | |
業種 | ツアー |
給与 | $2,240/月〜 |
勤務時間 | 40時間/週 |
期間 | 12ヶ月 |
就労ビザ | 考慮あり |
レンタカー・レンタルバイク 接客スタッフ募集! | |
業種 | レンタルサービス |
給与 | $2,400/月〜 |
勤務時間 | 40時間/週 |
期間 | 18ヶ月 |
就労ビザ | 考慮あり |
インターンシップの求人に応募しよう
気になるインターンシップの求人を見つけたら、応募条件を確認して求人に応募してみましょう。
求人を選ぶ上で注意したいのが、以下の3つのポイントです。
- 就労ビザの考慮の有無
- 給与形態
- 就労地域
まず、就労ビザに関してですが、ハワイでインターンシップに参加するには、自分だけでなく企業もビザ取得の条件を満たしている必要があります。求人に就労ビザを考慮しているかどうか書いてあれば、そのまま応募できますが、不明な場合は問い合わせをして、該当の就業先がビザに対応しているのか聞かなくてはなりません。
給与形態は月に支給される金額が決まっている固定給から、1時間あたり〇〇ドルという時給制まで、求人によってさまざまです。
「週40時間労働で月額2,500ドル」「週40時間で時給15ドル」と表記が分かれています。時給15ドルの場合、1週間40時間労働で600ドル。4週間で2,400ドルの計算です。
求人に応募したら次に待っているのが面接です。オンラインで英語を使った面接が基本となりますが、まれに日本での対面式の面接が行われる場合もあります。
また、慣れない地域で長時間通勤するのは精神的にも肉体的に疲れてしまうので、就労先に近い物件がおすすめです。
インターンシップ参加に必要なビザを取得しよう
▼パターン別!ハワイ渡航に必要なビザの種類
パターン | 特徴 |
ハワイに旅行をしたい | 90日以内ならビザ不要(日本のパスポートを持っていれば、日米間のビザ免除プログラムで最長90日間滞在可能)
B-2ビザ →180日まで滞在する場合。旅行、親戚/友人訪問、病気/怪我の治療 |
ハワイに留学したい | F-1ビザ
→語学学校、大学など M-1ビザ →美容関連などの専門学校 I-20ビザ →学校責任者が発行する入学許可証 |
ハワイで働きたい | J-1ビザ
→日本の専門学校以上の学校機関を2年以上修了し、卒業後1年以内の方向けの12ヶ月以内のインターンシッププログラム、1年以上の職務経験を持つ方のための18ヶ月以内のトレーニングプログラム OPT/Optional Practical Training →1年以上フルタイムで通学し、卒業後に一定期間アメリカで働ける。 H-1Bビザ →日本人がハワイで就労するための一般的なビザ。 Lビザ →グローバル企業勤めの方が、転勤で入国する際に必要なビザ。 E-1ビザ →貿易や流通業への従事者に向けたビザ。取得過程が複雑で取得のハードルが高い。 |
ハワイで起業したい | E-2ビザ
→投資家とその家族向けに作られた、取得難易度の高いビザ。 |
ハワイで働くために必要なビザにはさまざまなものがありますが、インターンシップに参加するには「J1ビザ」が必要になります。
J1ビザを申請するには、以下のいずれかの資格が必要になります。
資格
(いずれかを満たせばOK) |
詳細 |
大学、短大、専門学校を卒業後、1年以上の職歴がある方 | 学校で学んだ専攻と同じ分野での職歴がある方が望ましく、その分野でのトレーニングでビザを取得することが出来る。 |
5年以上の職歴がある方(学歴は不問) | 5年間同じ分野で経験を積むことで、①と同等の資格を得ることが出来る。 |
大学、短大、専門学校を卒業後、12ヶ月以内の方(学校在学中または新卒の方) | 学校で学んだ分野の延長線上の分野にて最長12ヶ月トレーニングをすることが出来る。
※大学、短大、専門学校の学位はアメリカでの学歴は含まないというルールがあり、アメリカ以外の国での学位が必要。 |
ビザの申請資格に関しては、上記の規定を基本として、更に細かい規定が設けられています。ハワイでインターンシップに参加したい場合は、”ビザの観点”から見て、自分は規定を満たしているのかという判断をしなければなりません。
なお、「ビザの申請資格がない」と思ってたという方でも実は申請資格を満たしていたというケースが多いので、ぜひステップフォワードへ無料相談してみることをおすすめします。
ビザを取得するには、スポンサー団体から認可をもらい、その後アメリカ大使館(東京、大阪、福岡、北海道、沖縄)での面接を受けて合格するという2段階の審査が必要です。
ステップフォワードでは、スポンサー団体への申請と、大使館面接の2段階ともサポートを受けられます。
滞在先と飛行機の手配をしよう
アメリカ大使館の面接に受かったら、パスポートが自宅に届きます。出航からしばらくの間海外での生活になるため、役所に行って「海外転出届け」を出しましょう。
日本の運転免許証は、ハワイへ持参すると入国時から1年間使えます。
インターンでハワイに行く場合は、用意する航空券は片道だけで良いでしょう。旅行なら往復の航空券が必要ですが、インターンは長期間滞在することになるので、復路分のチケットを買う必要はありません。
安く航空券を用意するには、以下の2つを検討してみましょう。
- 早期予約で割引を受ける
- LCCやフルサービスキャリアを検討する
次にハワイでどこに住むのかを決めましょう。勝手に住む場所が決まるわけではないので、寮やアパート、シェアハウスなど、日本と同様に物件探しが必要です。
慣れない環境での就業になるため、可能な限り通勤先に近い場所を選ぶのがおすすめです。
ハワイで訪れたいスポット・観光地があれば、そちらにアクセスしやすい場所を選ぶのもおすすめです。
必要な保険に加入しよう
日本から遠く離れた土地で働くことになるため、事故をはじめとしたさまざまなトラブルに対応できるよう、保険に加入しましょう。
「海外旅行者保険」や「ロストバゲージ保険」「留学生保険」「学生教育研究災害傷害保険」と「学生教育研究賠償責任保険」などへの加入がおすすめです。
ただし、保険によっては加入できる対象者が学生のみの場合もあるので、注意事項を読んでから申し込みましょう。
なお、J-1ビザを取得する際、必ず医療傷害保険に加入しなければなりません。
保険を選ぶ際は、以下のような補償内容が含まれているかどうかチェックしておきましょう。
補償内容 | 補償の対象・特徴 |
傷害死亡補償 | 海外滞在中に事故などで死亡した際に、法定相続人に支払われる補償。※故意の事故、過失、自殺は保険適用外 |
傷害後遺障害補償 | 海外滞在中のケガで負った後遺症に適用される補償。
※故意の事故は保険適用外 |
治療費用補償 | 海外滞在中に病気・怪我をした場合に適用される補償。 |
疾病死亡補償 | 海外滞在中に病気で死亡した際に、法定相続人に支払われる補償。 |
救援費用補償 | 海外滞在中に病気・怪我をして、家族が現地まで駆けつけた場合に渡航費用を補償する。 |
賠償責任補償 | 海外滞在中、他人に怪我を負わせたり、他人の所有物を壊してしまった場合に適用される補償。 |
航空機寄託手荷物補償 | 渡航の際、航空会社に預けた荷物が違う場所に郵送された、到着が遅れた際に適用される補償。
※自然災害による遅延は対象外。 |
携行品損害補償 | 海外滞在中、自分の所有物を誤って壊してしまった際に適用される補償。 |
ハワイでのインターンシップならステップフォワード!
ハワイでのインターンシップをお考えなら、ステップフォワードが最適です。日本とハワイの両方にオフィスが置かれており、万全のサポート体制が特徴です。
ステップフォワードのプログラムには、以下の特長があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
- 現地でも日本語でサポート可能
- 安心できる厳選されたインターンシップをご紹介
- J1ビザの獲得
- 現地の住まいの手配の相談ができる
- 保険についても安心フォロー
現地でも日本語でサポート可能
ハワイは海外の中では、比較的日本語が通じやすい地域ですが、観光地の外やビジネスシーンでは、英語が使われることが多くなります。
海外インターンは、そのような環境に単身飛び込むので、不安に感じる方もいるでしょう。ステップフォワードの現地スタッフは、全員日本語が話せるスタッフなので、現地で安心して生活ができます。
また、日本語でのサポートがあることで、自分の要望・意見がスムーズに伝わるため、ストレスの軽減にも繋がるでしょう。
安心できる厳選されたインターンシップをご紹介
海外インターンを充実したものにできるかどうかは、求人選びの段階から始まっています。
ステップフォワードで掲載している求人は、以下3つの条件を満たす、厳選されたインターンシップとなっています。
- 月給$2,240(時給$14)以上の企業
- 契約期間を保証する企業のみ紹介
- 顔を見て面接する会社のみの紹介
ハワイで生活をするうえで、$2,240未満の月給では、生活がかなり苦しくなります。そのため、ステップフォワードでは、最低でも$2,240以上となるよう給料の下限を設定しており、生活の維持をしやすい環境が特徴です。
また、契約期間が保証されており、よほど勤務態度(遅刻・欠勤)が悪くなければ、不当解雇されることはありません。
ステップフォワードでは、顔を見て面接する会社のみ紹介しているのも注目ポイントです。
ハワイという異国の地で、生活の全てを1つの会社に預けることになるので、できれば契約先企業の社員の顔を把握して不安を取り除きたいものです。
ステップフォワードは、直接会うか、Skypeにて顔を見て面接する企業のみを紹介してくれます。
J1ビザの獲得
海外インターンに必要なJ1ビザを取得するには、いくつかの手順と条件があります。第1段階でスポンサーからの認可、第2段階ではアメリカ大使館からの審査が必要です。
ビザ申請時の面接は英語なので、英語力に自信のない方は、挑戦する前に諦めてしまうかもしれません。しかし、ステップフォワードでは、英語に自信がない方でも語学力を向上させて、インターンシップに参加できるように、トータルサポートをしてくれます。
また、ステップフォワードでは、6つのスポンサー団体と直接提携を結んでおり、第1段階のスポンサー認可の通過率が高いのが特徴です。大使館面接も、過去のデータを分析して対策をしてくれます。
スポンサー団体では、以下の3種類のチェックが行われます。
・個人側の規定のチェック
・企業側の規定のチェック
・個人側の英語スキルチェック
このチェックに通過すると、DS2019という書類が発行され、スポンサー団体の審査は終了です。アメリカ大使館での面接に移ります。
日本のアメリカ大使館は、東京、大阪、福岡、札幌、沖縄の5箇所にあるので、自宅から近い大使館で直接面接を受けて、問題がなければビザをゲットできます。
現地の住まいの手配の相談ができる
ハワイでインターンに挑戦するとなると、日本から離れて12〜18ヶ月をハワイで過ごすことになります。現地の住まいをどこにするか、どこにすべきか悩むことでしょう。ステップフォワードでは、日本から、ハワイから気軽に相談できます。
日本からでは住宅情報が非常に限られてしまうため、最初の1ヶ月間の滞在先は日本で探し、その後の滞在先は、ハワイに来てから現地スタッフに相談しながら最終的な住居を探す方法が一般的です。
保険についても安心フォロー
ステップフォワードでは、以下の項目をまるまるサポートしています。
渡米前 | 英文履歴書・職務経歴書添削 |
企業紹介 | |
企業面接対策 | |
スポンサー団体申請費用 | |
スポンサー団体申請書類作成 | |
SEVIS費用 | |
DS160申請資料添削 | |
ビザ取得用英語レッスン | |
現地宿泊先手配サポート | |
渡米後 | ホノルル到着時空港ピックアップ |
現地サポート | |
到着後オリエンテーション | |
銀行口座開設サポート | |
携帯電話契約サポート | |
Social Security Number取得サポート | |
US保険 |
企業紹介、面接添削はもちろんのこと、現地での銀行口座や携帯電話の手続き、US保険の手続きなどを行う際にサポートをしてくれます。
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