円安はどこまで影響する?

海外旅行へ行くとき、海外から物を購入するときなど、日本にいながら外国と関わりを持つときに必ず意識するのが、為替レートです。為替レートは日々変動しており、その値が極端になると、円安や円高といった状況となります。
一時的な旅行や物の購入だけでもその変動率によってお得だったり損をしたりするのですから、インターンシップ等で数か月単位でハワイ滞在を考えている皆さんからしたら、決して他人事ではありませんよね。
ここでは簡単に円高と円安についての説明と、現在も続く円安が、皆さんのハワイ渡航にどれだけ影響するのかをみていきましょう!

円高:円1単位で交換できる他通貨の単位数が相対的に多い状態のこと=円の価値が高い

円安:円1単位で交換できる他通貨の単位数が相対的に少ない状態のこと=円の価値が低い

ハワイを例にすると、アメリカの通貨”USドル”に対し、日本円の価値が高い時が円高、反対にUSドルに対し日本円の価値が安い時が円安となります。
日本円の価値が高いのと安いのとでは日本人の生活にどんな影響があるのでしょうか。

円高のメリットを受けやすいのは、

  • 輸入産業、外国製品の購入
  • 海外旅行 など

反対に円安のメリットを受けやすいのは、

  • 輸出産業、日本製品の販売
  • 日本国内での外貨建て資産運用

などが挙げられます。
よく聞く円高・円安も、どちらが良くてどちらが悪いわけではなく、それぞれの経済状況によって特徴があるというだけなのです。

しかし当然、自分の希望するものによっては状況が味方する場合もあれば、不利を被る場合もあります。
例えば円安の状態ですと、アメリカ(ハワイ)旅行をする際、両替時はUSドルに対し必要な日本円が多くなってしまうため、円安時の旅行は必要以上にお金がかかるものとなってしまいます。同じ内容の旅行プランでも、円安時と円高時では、かかる費用が倍近くになることもあります。いくら仕方のないことでも、確かに躊躇してしまう気持ちは分かります。
ではハワイへインターンシップをする際も、円安の時期に行くと不利になってしまうのでしょうか?
こちらは一概には言えないどころか、むしろ円安の時期だからこそのメリットもあります。
一緒に見ていきましょう!

インターンシップのプログラム費用への影響は?

まずインターンシップに行くことを決めたら、渡航手続きや現地の仕事の紹介を受ける為に、エージェントを利用する場合がほとんどです。自分で手配をすると調べられる情報が限られてしまうため、いざハワイに着いてから、知識不足で手続き漏れをしていたことによる大問題が起きたり、そもそもアメリカへの入国が出来なかったというトラブルが起きてしまう可能性もあり、不安ですよね。自分が知らなかった書類の不備を防いだり、インターンシップに適さない仕事を選んでしまうことにならないためにも、エージェントへの問い合わせはするべきでしょう。実際にトラブルが起こった場合でも、相談できる場所があるだけでも救われるものです。

そしてエージェントを利用する際に注意してほしいのが、手数料の支払いがドル建てのエージェントを選ぶ場合です。理由は上記で説明した通り、ドル建てだと為替の変動によって支払う日本円の金額が大きく左右されてしまうからです!
ただでさえ変動しがちな支払額へヒヤヒヤするだけでなく、例えば$1=150円の場合、更に2~4円の手数料が乗ることが殆どです。ただでさえ円安なのに、更に手数料を上乗せした状態でドルへ換算するのです。為替レートは通常1円でも変動すると総額が大きく変わるのに、2~4円も手数料が加わると、想像もしたくないような金額になることもあるでしょう。
ドル建て料金のエージェントだと、アメリカでかかる手続き費用等がそのままドルで表記されるので、パッと見の料金設定は一見シンプルで見やすい為に安く見えがちなのですが、上記の為替レートや手数料の理由から、実際にはめちゃくちゃ高い金額になってしまったということもよくあるので、安易に考えず、騙されないようにエージェント選びをしましょう。
ステップフォワードサポートのプログラム費用は全て円建てです。為替レートの影響もなく、不透明な手数料計算もないのでご安心ください!

ハワイでの生活への影響は?

ハワイでの生活の影響は?

次にハワイの物価についてお話します。ハワイの物価について、どんなイメージがありますか?
ハワイは観光地なので元々物価は高めなのですが、近年更に物価上昇をしているというニュースをよく耳にしますよね。せっかくハワイに住んでインターンシップを頑張っても、物価が高いと楽しめないどころかちゃんと生活出来るのか不安になってしまいますよね。
しかし、ハワイの物価は噂通り本当に爆上がりしているのでしょうか??
物価自体は確かに上がってはいますが、それは急激な上昇ではなく、ゆるやかなものです。それは世界の他の国や地域とさほど変わらない程度の上昇率です。心配するような値ではありません。

ではなぜハワイの物価が高いというイメージが先行してしまっているのかというと、一番はやはり「円安の中、観光目的でハワイに行くから」というのが大きな理由となります。
日本からの観光客がハワイへ行く時は、日本で稼いだ日本円を両替しハワイに持って行って、ドルに替えて使用しますよね。であれば当然、最初に説明したような、円安の影響を正面から受けてしまうのです。それはそれは、高い旅行になってしまうでしょう。「ハワイの物価、高すぎる…前に来た時より楽しめなかった…」と思うのは仕方のないことかもしれません。
しかしここが、「旅行目的の渡航」と「ハワイで働くことが目的の渡航」との一番の違いです!
インターンシップはハワイ現地で働くので、お給料はドルで貰いますよね。つまり、ドルで稼いでドルで生活することになります。
ハワイにいる間は日本円→USドルへの両替は不要ですので、ハワイでの生活において為替レートの影響は全く受けないのです。
ハワイの物価が高いというのは日本からの観光客が目の当たりにすることですので、インターンシップのように現地で住む場合はあまり関係がないということを覚えておきましょう。

そして物価高は想像以上に緩やかですので、生活にかかるコストもそこまで心配する必要はないでしょう。個人的な意見ですと、アメリカは食べ物や日用品などのサイズやボリュームが大きいものが多いので、何を買っても何を食べてもコスパが良いと思います。日本で買うのと同じ金額か少し高いと感じても、総量からしたら実はお得だったということもよくあります(コストコでのお買い物が好きな人であれば、想像しやすいかもしれません!)。また通常、海外で日本食を食べたいと思っても、種類が少ない上に日本ならではの食材の流通も少ないため、とても高くつくケースが多いです。ハワイでは、日本で日本食を食べるよりは少々割高ですが、日本食の種類は他の国や地域の桁違いに多く、街の安いデリで買えるものにも日本食は多いため、「日本人、海外で日本食に困る問題」については品揃えと金額の両方から見ても解決出来ます。そういった意味でも、ハワイは過ごしやすいインターン先であると思います。
また逆に、働いて貯めたドルを日本円に換算したら、円安時なら手に入る円の額は当然円高時よりも上がります。ドルでお給料を貰えるのは、円安である以上とってもお得な思いが出来るのです♪

  • ドルで稼ぎ、ドルで生活する(為替の影響がない)
  • 日用品のコスパが良い
  • USドル→日本円への換算で、想像以上にお金が貯まる

上記の理由から、円安時にハワイでインターンシップをするのは実はメリットだらけなのです!

初任給をもらうまでは頑張りどき

しかしハワイで暮らし始め、働き始めてから初任給をもらうまでの1ヶ月前後は、日本から持っていくお金で生活する必要があります。こちらは日本円→USドルへの換算なので、円安の影響を受けてしまいます。
そして慣れない土地では生活が整うまで、思わぬ出費が多くなるものです。食事や日用品も慣れるまでは便利なものに頼るケースも増えますし、来たばかりのハワイで色々見て回りたくなり、つい出費が増えたり。知らない道ばかりで、Uberやタクシーを利用する頻度も最初のうちは増えるかも知れません。最初から色々と切り詰めたり、慣れない行動への努力ばかりしていると、見知らぬ土地でストレスがたまり心身の健康を崩すことになりかねませんので、無理をする必要はありません。ただ、その時に想像以上にお金がかかった…とならないようにしましょう。家賃や生活費のことを考えると、プログラム費用とは別に30~50万円くらいを別途見て用意している方が多いです。日本出国前に準備をしておきましょう。

ハワイの給料で生活はしていける

ハワイの給料で生活

上記の理由から、ハワイでのインターンシップでの給料で生活できるかどうかは「できるどころか予想以上の安定した生活も不可能ではない」ということになります。
もちろん生活水準は人によって異なるので、ハワイで暮らすにあたり、何を重要視するかで出費額はかなり異なってきます。

例えば住環境でいうと、

一人暮らし $1200~$1300
ルームシェア $700~$800

一人暮らしは$1200~$1300くらいかかるのに対し、ルームシェアは$700~$800くらいで抑えられる場合もあります。

ルームシェアは家賃だけでなく、電気代や水道代などのインフラにかかる費用も抑えられ、セキュリティ面でも安心感が増します。しかしライフスタイルの違う他人との生活は、いくら気心の知れた家族や友人とであっても気を遣うものです。その点一人暮らしであれば自分のプライバシーは保てる上に、生活のペースを乱されることも少ないです。
一人で暮らすのと誰かと暮らすのでは、どちらが自分の性格に合い、ホームシックにかかりにくいかは本当に人それぞれですので、お金と計画にはそうした生活コストも含めていきましょう。

またハワイで働きたいと思う人は、ただハワイに行って働いて寝てまた働いて…という生活をしたくて行くわけではないと思います。働きながら英語もしっかり身につけたい、ハワイアンフードの食べ歩きをしたい、空き時間は大好きなフラをずっとしていたい…きっと色んな計画を立てていますよね。
時間とお金が許す限りは全て楽しみたいのが本音ですが、そうした楽しみ方は旅行でも可能です。ハワイで働き、ハワイに住む理由で渡航するのであれば、逆にどこにお金をかけて、どこにお金を使わないかを考えながら滞在する方がよりハワイのリアルな空気を感じることができて、学びになるでしょう。
お金の計画はしっかり立てながら、それでもせっかくハワイにいるならハワイらしい体験をたくさんしてほしいと思っています!
ちなみにどこにお金をかけるかは人によって異なりますが、貯金を切り崩して生活している人はほとんどいません。初任給以降は、ハワイで働いて得たお金だけで十分楽しく過ごす事ができます。ハワイで暮らしているうちに、どんな生活が自分には合っているかがどんどん明確になっていったとき、あなたもローカルの一員になれるかも??

まとめ

ハワイへインターンシップに行くなら円安の今がチャンス!というお話をさせていただきました。怖いと思っていた円安について、少しは誤解を解くことができたら幸いです!
ステップフォワードサポートでは、リアルな今のインターン情報をたくさんご紹介しています。「こんな会社で働いてみたいけど、紹介してもらえるかな?」や、「まだ全然計画は立てられていないけど、お金をためる為に費用が知りたい!」など、ハワイで働くための情報をご用意しております。あなたの夢のお手伝いをさせてくださいね!